1954年型ジャガー Dタイプワークス
クルマには歴史がある。その中でも、国宝と認められうるほど重要な歴史をもつクルマがある。「OKV2」は1954年のル・マンでのファクトリージャガーチームのためのリードカーであり、優勝確実と言われていたクルマだ。(実際には優勝は逃したが)このクルマは、サー・スターリング・モスがハンドルを握り、翌年のレースに向けて調整するべく工場へと戻ったクルマである。そのおかげで56年、57年の見事ジャガーが優勝している。技術面での達成とオートカー史上もっとも重要なクルマである「DタイプOKV2」は、オークションで1,200万ドル以上が期待されている。