1956年型ジャガーD-タイプ
工場出荷時のクルマでもなければル・マンでレースを経験したことのあるクルマでもないが、この「ジャガー D-タイプ」には興味深い歴史がある。このクルマを初めて購入したのは、F1を40年以上走り抜け、最近F1の会長に就任したバーニー・エクレストン氏であった。それから1年後、1960年代初頭まで活躍していたイギリスのレーサー、ピーター・ブロンド氏の手に渡った。オリジナルの赤いペイントと証明書も残っているこのD-タイプは、この度オークションで1000万ドル以上の落札が期待されている。