1956年型 マセラティ A6G/2000 ベルリネッタ ザガート
1947年から1956年にかけて製造されたマセラティA6は、グランドツアラー、フルオンレーシングカー、シングルシートのグランプリカーなどさまざまなコンフィギュレーションで登場してきた。この1956年型A6G/2000は21台しか製造されなかったうちの一台で、デザインハウスザガートが手がけた軽量ボディーが特徴だ。合金2リッター直列6気筒エンジンを搭載したA6Gは1956年のミッレミリアに出場したファクトリーカーで、プライベートオーナーシップの下、多くのビンテージレースに登場していく。エンジンとトランスミッションはそのままの状態で、数少ないA6の中でもオリジナルのコンディションを保つ貴重な一台である。