1961年型 アストン・マーティン DB4GT ザガート
1961年から1962年にかけて、このアストン・マーティンはスポーツカーの王座を巡ってフェラーリ250GTとの決闘を続けていた。伝説のF1世界チャンピオンドライバー、ジム・クラークがハンドルを握ったこの「DB4GT」はル・マンやグッドウッド、パリ1,000キロメートルへの出場歴を持つ。アストン・マーティンの工場の超軽量仕様に合わせて製造された、60年代初頭では限られたクルマしか認められていない純血のレース仕様車だ。およそ50年近くある一家によって所有されていたこのアストン・マーティンは、レース史で独特な意味合いを持つ一台と言えよう。