1963 フェラーリ 250 GT/L ベルリネッタ ルッソ by ファントゥッツィ
1950年代と1960年代の偉大なイタリアのコーチビルダーの中で、ファントゥッツィは真っ先に思い浮かぶ企業ではありません。元フェラーリのレースカーデザイナー、メダルド・ファントゥッツィは、ファクトリールッソ、330 LMBレースカー、そしてGTOからインスピレーションを得て、フェラーリ250 GTルッソのボディを再構築しました。この車はもともと、テクノの共同設立者であり、フォーミュラレース界ではよく知られた人物であるルチアーノ・ペデルザーニによって購入され、ペデルザーニとファントゥッツィがボディワークを決定し、ファントゥッツィが1965年から改造を行いました。オリジナルのV12は、同じ頃に後期型のルッソV12に交換されました。1968年に、この車はニューヨーク市で登録され、最終的にテキサスへと運ばれ、オーナーは250 GTOスタイルの吸気口やリアホイールアーチの後ろの通気口などのディテールを追加しました。この車は修復のため英国に送られ、250 GTO の型と図面が使用され、特別仕様の車体が完成しました。現在英国にあるこの 250 GT Lusso は、RM Sotheby's を通じてオークションに出品されます。