1964年型 シェルビー・デイトナ クーペ シークレットウェポン
コブラの成功を経て、自身が設計したクルマでの1959年のル・マン優勝に合った一台を求めたキャロル・シェルビー。289コブラのシャシーを使った新しいボディーワークはクルマのスピードアップに繋がり、最高速度466km/hを実現させた。その年、シェルビーはフェラーリ250GTOでル・マンのGTクラスに出場し、優勝。1964年のル・マンで427立方インチのNASCARスタイルの巨大なV8を載せるため改修されたが、輸送トラックがレースに向かう途中で事故を起こし結局レースには間に合わなかった。コンティニュエーション・デイトナの新ラインナップではオリジナルに忠実に、シェルビーアメリカンシリアルナンバーまで再現されている。427デイトナは一度もレースに出場することはなかったが、コンティニュエーションモデルは私たちにどんなレースになったかを想像させてくれるだろう。