1965年型 イソ・グリフォ A3/C
ジョット・ビッザリーニ氏はフェラーリのチーフエンジニアであり、マスターピースである「250GTO」の開発において貢献した人物である。1961年に同社を退社後、ビッザリーニ氏次の最高傑作が「イソ・グリフォA3/C」であった。純粋な耐久レーサーである「A3/C」はル・マンで優勝した他、数々の技術的な業績でも有名でしかもゴージャスなスタイリング。かなり溶接の難しいアルミニウム、銅、マグネシウム合金製のボディーは、結果として心奪われるボディーとして知られるようになった。フランス出身の歌手で俳優のジャン-フィリップ・スメ氏、またの名をジョニー・アリディ氏が前オーナーとして所有していたこのイソ・グリフォは、イタリアのレース史に残る超レアな一台だ。