1966年型 フェラーリ ディーノ ベルリネッタ GT プロトタイプ
1967年、フェラーリからディーノの冠を付けた初のミッドエンジンロードカー206GTが登場した。最高のドライビング性能と美しい形、V6エンジンを搭載したこのモデルは、V12搭載モデルとは違いを付けるべく、フェラーリとしては販売されないモデルであった。この1966年型ディーノは2台目に作られたプロトタイプで、量産型のものと非常に類似しているが、異なる点もいくつかある。最大の点は、縦方向にマウントされたエンジンだ。量産型の横向きのレイアウトとは異なり、ボディーの軽量化につながっている。フェラーリの歴史で重要な部分を担う、初のミッドエンジンフェラーリとなるこのプロトタイプはペブルビーチで開催されるオークションでプレミアが付けれられること間違いなしだ。