1968年型 フェラーリ365 GTCクーペ
「365GTC」は、フェラーリのファンたちが単にパフォーマンスやイタリア車であるということだけでなく、少しの快適さと丁寧さをあわせ持つ洗練されたクルマを求めているということを証明した。「330GTC」に代わる「365GTC」は、より大きい4.4リッターバージョンのコロンボV12エンジンを搭載。最大出力365hp、最高時速約241km。前後とも独立懸架式サスペンション、4輪ディスクブレーキ、キャビンのノイズや揺れを抑えるドライブライン・インプルーブメントで運転のしやすさを実現。ベルギーのテニスプレーヤー、フィリップ・ワッシャーの兄弟であるエドゥアール・ワッシャーが1969年に購入した、20台目に生産されたと言われる「365GTC」は、2017年10月6日にオークションに出品予定だ。