1970年型プリムス スーパーバード
アメリカの自動車業界におけるマッスルカー競争時代のピークにおいて、文字通りどのクルマよりも遥かに上を行っていたのが「プリムス スーパーバード」だ。製造工程においてNASCARの規定にきちんと従って製造されたスーパーバードは、NASCARのエアロ戦争の口火を切ったモデルであり、その時代もっとも急進的であったマッスルカーの第一人者的存在であった。このトーアレッドの1970年型スーパーバードは、超希少なモデルの中でももっともレアな一台と言えよう。ディーラーのフラッグシップディスプレイモデルとして、ディーラーにてフルオプション装備され、1977年までディスプレイされていた。復元もされておらず、2オーナーの記録もあるこのクルマは、まさしく究極のスーパーバードだ。