1973年型 フォード エスコートRS 1600 クーペ
ここアメリカでは、フォード・エスコートと言うとプレーンで本当に忘れられないコンパクトカーの思い出が蘇る。しかしヨーロッパでは、エスコートは40年以上に渡りラリーのレジェンドとして尊敬すべきスモールカーとされている。エスコートRSはラインナップの中でもパフォーマンスモデルで、フォードのレーシングパートナーであるCosworthがデザインした1.6リッター4気筒エンジンを搭載している。
軽量なシャシーに機敏なハンドリングが合わさり、RSは世界ラリー選手権のチャンピオンとなった。この1973年型エスコートRS1600はわずか1,200台のみ生産されたAVOモデルの中の一台で、250hpの超チューンナップされたモーターを載せている。ヘビーデューティーなサスペンション、Bilsteinのショック、そして全輪ディスクブレーキを採用したこのクルマは45年経った現在でも尊敬に値するパフォーマンスだ。ビンテージラリーにも出場できる。