1979年型 インターナショナル スカウトⅡ
オンボロなポンコツ車を最新型エンジンやサスペンション、ブレーキ、インテリアでリビルドするというのはなかなか大変な労力を要する。しかし同時に手付かずのオリジナルに触れたいときもあるだろう。この1979年型インターナショナル「スカウトⅡ・ラリーエディション」は完全に手付かずで、アリゾナのサビ知らずの場所で生涯を過ごしてきた一台である。完璧な古艶をもつ素晴らしいスカウトで、真っ直ぐでサビのないボディーワークからモーターやインテリアまで、すべてがショールームに入れられた時と同じままである。こういったモデルはペブルビーチコンクールで優勝するようなものではないが、これほどの優良状態にあるスカウトはコンクールで見るビンテージカーの中でもかなり貴重な一台だろう。