1992年型 ランチア・デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ
1987年から1992年まで世界ラリー選手権で猛威を奮っていたのがランチア・デルタHFだ。5ドアのハッチバック型乗用車はベーシックな前輪駆動車から、車高の低いフェンダーフレアの四輪駆動のモンスターへと変貌を遂げ、世界ラリー選手権で6年連続チャンピオンに輝いたランチア。エボルツィオーネはグループAのラリー車でもっとも純公道仕様のクルマで、アイデンティティあるボディワークに最大出力は210hp。ワンオーナーで6,500kmほどとほぼ新車に近いスペックは、まさに現存する最高のインテグラーレだ。