1999年型ランボルギーニ・ディアブロGT
同年に登場したSVとVTでディアブロの名を共有したのかもしれないが、この1999年型ランボルギーニ・ディアブロGTはまったく違う野獣である。グループの中でももっともトラックに特化しており、5.7リッターから6.0リッターへ増強したV12エンジンで最大出力は575hpを実現。5速マニュアルトランスミッションを経由して全パワーがリアホイールへと送られる。カーボンファイバーを始めとする劇的に進化したボディーダウンフォースを上げエンジンにエアーを送る。走行距離は約275km、製造された80台のうち12番目のこの一台はおそらく世界でもっとも初期のままに残るクルマだろう。