イソップストア
世界中に展開する大量生産型ショップではなく、その土地の香りからインスパイアされた個々人の体験作りを目指したイソップ。イタリアから日本まで、その鮮やかな場所に特別な経緯を表した店舗となっている。例えば、ジェームズストリート店は半透明なファイバーガラスの外壁に囲まれているが、ファイバーガラスはクイーンズランドの海岸でよく見るカヤックやサーフボードにも使われている素材だ。また、タイル張りのインテリアが特徴的なセンチュリーシティー店はロサンゼルスのプールの背景をオマージュにしている。モントリオール旧市街店では、 ハリソン-ステファンのビルのインダストリアルな遺産をハイライトに、スチールのバーやむき出しのレンガが使われている。対照的にウエストループ店のグリーンなメタルの棚はシカゴの建設現場でよく見るフェンスやグリーンのタープを模している。リッチモンド店では古き英国グルジアの3階建ての家にある避難所をモチーフにしている。それぞれその地域らしさを表現しているが、知性とサスティナブルデザイン作りというイソップのモットーは各店で共通して凝縮されている。