バーン・ファインド 1969年フェラーリ 365 GTB/4
思い切り駆け抜け、めちゃくちゃに壊され、カスタマイズされては修理され、展示されるフェラーリ。しかし誰もこのクルマを忘れることはない。1969年 365 GTB/4デイトナがバーン・ファインドの究極のゴールとなったのは、これが理由でもある。デイトナは当初から引っ張りだこだったが、アルミニウム製ボディのクーペに路上走行用に生産された唯一のこのクルマは、他のデイトナの間でもグランプリであっただろう。日本の納屋で発見されるまで、この存在は何十年間もずっと噂でしかなかった。およそ40年もの間しまい込まれていたこのデイトナは、ランドマーク的でコレクションの中でもある種目玉となるクルマと言えよう。