カラム ジャガー C-X75 クーペ
2010年、デザイナーのイアン・カラムはジャガーC-X75のコンセプトを描きました。この車は、4つの電気モーターと2つのディーゼルタービンで駆動する、時代を先取りしたドライブトレインをベースにしていました。このコンセプトは結局生産には至りませんでしたが、2015年のジェームズ・ボンド映画「スペクター」でV8エンジン搭載のスタントカーとして主役として新たな命を吹き込まれました。カラムは、1台を公道走行可能な状態に改造した後、スタントカーの2度目の改修を終えました。この2台目のC-X75は、再設計されたドライブトレイン、アクティブエアロダイナミクス、豪華な新しいインテリアなど、はるかに完成度の高い車です。パワーはFタイプから借りた5.0リッタースーパーチャージV8から供給され、より機敏なシフトとより応答性の高いスロットルのためのスポーツモードを備えたデュアルクラッチ7速トランスミッションと組み合わされています。アクティブエアロは時速 37 マイルを超えると作動し、エアブレーキは高速からの急ブレーキ時に車を減速させるのに役立ちます。ウィローグリーンのエクステリアには、アナログゲージを備えたダークグリーンとクリーム色のレザーで装飾された特注のキャビンがあります。スペクター用に何台の車が製造されたかについては情報源によって異なり、7 台と言う人もいますが、カラム自身は 4 台だけだと主張しています。これは本当に非常に珍しい車です。
