カナルハウス
南アリゾナのアドベレンガ造りに倣ったこのカナルハウスは、コンテンポラリーファッションにおける南部のルーツに敬意を払って建てられた。同じ三角屋根の二つの家を結ぶのは、テクスチャードブロックで作られたエントランスゾーンだ。赤錆色の屋根に、エントランスを囲むなめらかな白い壁。この二つの建物には違った用途を持つ。一つはプライベートな寝室として、もう一方はくつろぎのリビングとして。インテリアはクラッド鋼板やさねはぎ加工の天井、銅色のファームハウス式シンクなどで素朴感を出しつつ、ハンドメイドのセラミックタイルやデクトン社のキッチンカウンター、ダークカラーのキャビネットを使ったモダンなラスティックインテリアだ。両サイドからは、クラッド鋼の暖炉を備えたプライベートガーデンへとつながる。