カーサ・ブルマ

9つのユニットからなる「カーサ・ブルマ」は周囲の風景を織り交ぜた家。メキシコシティ近郊にあるこの住宅は、中庭を中央にしてパビリオンが連なっている。計算しつくされた配置のこの建物は、周りの木々を囲むように建っている。各建物で異なる役割があり、それぞれが石畳の通路で繋がっている。ブラックのコンクリート壁で統一感のあるエクステリアに仕上げ、同じダークトーンはインテリアにも続いている。ホワイトオーク材で暖かみのあるコントラストを付けた点もポイントだ。大きなガラスパネルからは周囲の植物が眺められ、開けると屋内から中庭の芝生へと出ることができる。