カーサ・ラ・ローハ

サンホセ・デ・マイポの山々を背景にしたカーサ・ラ・ローハは、チリの景色の中で鮮やかにその存在感を放つ。その名の通り、小屋の外壁は真っ赤に染め上げられている。その濃い赤は、控えめな建物を周りの緑の中で目立たせるためだ。そんなエクステリアとは対象的に、インテリアは明るい木の板とナチュラルカラーのフロアタイルでより落ち着いた色合いが印象的。ブラックのスチールフレームで際立たせた窓からは自然の風景が広がり、スライドガラスを開ければ一階から天井の高いベランダへ出られる。上の天井にはガラスがはめ込まれ、自然光が階下のリビングエリアへと降り注ぐ。