Change Is Good
iBooksやKindleの時代に、思わずジャケ買いしたくなるような本に出会うのは珍しい。Change is Goodがそれに当てはまる。Wiredの共同設立者でありエディターであるルイス・ロゼット氏作のこの小説は、CEO、ジャーナリスト、アーティスト、ハッカー、銀行員、ディーラーの6人の登場人物それぞれのストーリーが交わる一週間を描いている。また、デジタル・レボリューション誕生のストーリーがこの小説のキモであり、ドイツのグーテンベルク印刷機で印刷し凸版印刷でより大きな紙への印刷に特化した初のダイレクト・トゥ・プレート・レーザーカッターを用いるなど、装丁も興味深い。初版は1000部のみとなっており、著者兼デザイナーのエリック・シュピーカーマンのサイン付き限定版も購入可能だ。