デトロイト・ファンデーション・ホテル

元消防署として使用されていた建物を改築した「デトロイト・ファンデーション・ホテル」は、デトロイト市の歴史と輝かしい未来に敬意を表したホテルだ。大きなアーチ型の玄関に、円天井、歴史ある大理石の床、そしてむき出しのレンガの壁。この建物がもつDNAが、この街のアーティストの作品やインスタレーションのバックボーンとなっているのだ。100室ある客室は、アイアンのドアハンドルや壁に付けられたボトルオープナー、プライベートバーなど地元のアーティストたちが手がけたクラフトが至るところにあしらわれ、アンティークの木工品やヴィンテージもののラグが歴史あるオーセンティックな雰囲気を醸し出す、現代のモーターシティの証とも言えよう。一階のレストランでは、ミシガン州出身のシェフトーマス・レンツ氏が腕を奮う料理を楽しみながら、デトロイトでの体験をまるごと味わえる。