フィッシュ・クリーク・ハウス
吹き付けるような風と田舎道。「フィッシュ・クリーク・ハウス」はそんな環境面での困難を、建物のデザインのキーファクターに転換した。建物の構造は、中庭で仕切られた3つの黒塗りの木造パビリオンから構成されている。3つの建物のサイドには、プライバシーと建物を守るテキスチャード加工のレンガを目隠しとして配置。内装は、暗めのコンクリートの床と鏡のように相対する黒いバーチ材の天井と、温かみのあるコントラストを生むアッシュラインの壁面。北側はガラス張りになっており、ウィルソンズプロモントリー国立公園の穏やかな風景を家の中から眺めることができる。