ハンブルク・バンカー
元々、近隣の病院用のシェルターであった「ハンブルク・バンカー」がペントハウスアパートとして再利用されることになった。このバンカーは、第二次世界大戦が開戦した1939年に建設されたもの。インテリアは、手作りのコンクリート製フレームが剥き出しになり、壁や床、天井に使われた素材こそが今回のキーポイントである。そこに大理石やブロンズのアクセントを置き、モダンな雰囲気を加えることも忘れてはいない。ガラス張りの寝室からは開放的なリビングエリアへと繋がり、ヴィンテージものとカスタムメイドの家具を組み合わせたインテリアに仕上げている。南側には、大きなガラスパネルががっしりとした空間を取り囲み、自然光と街の景色も部屋の中に取り込まれている。