ハウス MK
昔ながらのオーストリアの農家を、コンテンポラリーで新しい増築部分を足すことでイメージチェンジを図ったハウス MK。元々の建物は、白い大理石のブロック壁と三角屋根のこの地域の純バナキュラー建築であった。そんな歴史ある特色を残しつつ、よりモダンな形に仕上げられている。切りっぱなしの外壁がキチンと感を出し、アシンメトリーな三角屋根が農家の納屋らしさを表すことで元々農家であったという雰囲気と調和している。屋内は木の梁やウッドフローリングなど素朴なタッチでまとめられている。洗練された白い壁とミニマルな建具が雰囲気を明るくさせ、高さのある天井からは自然光がたっぷりと降り注ぐ。