メディア・ヘッドクォーター

築120年のユニオン・スクエア・ビルディングの2フロアを占める「メディア・ヘッドクォーター」は過去のものを現代へ持ってきたかのようだ。建物の構造本来の鉄筋とレンガの壁は、歴史あるキャラクターとしてむき出しのままに。モダンな作り付けの家具や仕上がりが、全体の白と黒のコントラストと上手く調和している。各階にはワークスペースやコラボレーティブラウンジがあり、このオフィスの心臓部分はなんと言っても中央の階段である。各階をつなぐための階段としてだけでなく、踊り場部分には回転するプロジェクションスクリーンやスライディングドア、また映画やレクチャーを上映するパビリオンとしてのスペースにもなる舞台幕も付いている。