モハメド・アリの1970年型ロールスロイス シルバーシャドウ コンバーチブル
60年代半ば、ロールスロイスはそのトラディショナルなボディーオンフレーム構造からモダンなユニボディメソッドへと転換した。これはつまり、独立型のコーチワーク製造がほぼ完全に絶滅したことを意味する。ロールスロイス最後のコーチビルドモデルは、シルバーシャドウのクーペとコンバーチブルで、どちらも1966年と1967年に発売された。ロールスロイスの大ファンであったモハメド・アリはこのシルバーシャドウコンバーチブルを1970年に購入し、6年間所有していた。1976年に売却後、ヨーロッパへと輸送され、現在ほぼオリジナルのコンディションで競売へとかけられることになった。ロールスロイスの最高のクルマづくりの歴史と共に、シルバーシャドウはまさしくチャンピオンにふさわしい一台である。