フェニックス・キャビン
元々あった建物が山火事で倒壊した後、その跡地からモダンなリトリート施設へと生まれ変わった「フェニックス・キャビン」。元の建物の跡地が作り出した中庭を縁取るように、山の斜面に佇む亜鉛めっき鋼のシェルター。焼け残った野外炉が屋外のノスタルジックな中心的存在として立っている。焼け焦げた木は建物のフレームとして使われ、室内は合板が敷かれている。空間を分けるスライディングドアに、小さな部屋を暖める暖炉。四角い大きな扉を開けると、ポプラとパインツリーの森の景色を臨む開放的な展望台へと続く。