シェイプシフター ハウス
蜃気楼のように砂丘から現れたシェイプシフター・ハウスは、ネバダ州の景色の広がりを彫り起こした住宅だ。2人のアートコレクターによって建てられたこの家の、傾斜のあるエクステリアはそんな2人のコンテンポラリーアート好きを表しており、盛り上がった亜鉛のファサードが周りの風景と一体化している。屋内は、むき出しになった亜鉛のパネルが天井となり、磨き上げられたコンクリートのフローリングと対照的に美しく輝いている。コンテンポラリーなアートワークが打ちっぱなしのコンクリート壁を飾り、大きなガラスパネルは外の草木さえもアートのように枠取る。階下からせり出すように設計されたガラス張りの2階部屋からは、リノやシエラネバダの雄大な山々が見渡せる。