スマートマウンテンシェルター

古くなったマウンテンシェルターを変えるべく、昔ながらの避難所をサステナビリティや素材、テクノロジーの点に特化してブルガリアのデザインスタジオが新しく作り変えた。このチームから登場した「スマートマウンテンシェルター」はアルミニウム製の4つのモジュールで作られている。一つ一つ、ヘリコプターで遠隔地へ輸送し、現地で組み立てるのだ。使わないときは、「リラックスモード」として周囲の風景にすっかり溶けこむようなデザインになり、天気が厳しくなると、「ファインドミーモード」として登山者にライトを点灯させアラーム信号を送る。最後のステージは「レスキューミーモード」。中に入ると、自動でビデオ越しにレスキュー隊へと繋いでくれる。また、ソーラーと風力発電による床暖房システムも作動。インテリアに吊るされたハンモックは、助けが来るまでの間リラックスする場所として最適だ。最初のプロトタイプはブルガリアの南極観測隊用に設計され、2018年秋までにはブルガリアのヴィトシャに設置される予定だ。