ザ・マッカラン・ディスティラリー
1824年からイースター・エルキー・エステートでスコッチウイスキーを作り続けるマッカラン。新しい蒸留所も変わらないが、その謙虚な始まりとは程遠い。ロジャース・スターク・ハーバー・プラス・パートナーがデザインを手がけた、1億8千6百万ドルかけたこの施設は驚くほどハイテクで、緑で覆われた屋根に95%ものサスティナブルな資源をエネルギーとし、世界でおそらく最も複雑な木製の屋根をあしらい、38万以上もの要素で構成されている。新しい業界最大の銅製蒸留器はオリジナル版の完璧なレプリカであり、これで作られたウィスキーは古い施設で作ったものなのか新しい施設で作ったものなのか、ほぼ見分けがつかないほどだ。訪れる機会があったら、952種ものストックがあるバーや4種のウィスキーをテイスティングできるツアーをぜひ試して頂きたい。