Uncommon Type
ヴィンテージもののタイプライターをコレクションするような趣味を、貴重なフィクションの短編集に変えられる人はそう多くないだろう。しかし、まさにそれこそがUncrateの大ファンでを明言しているトム・ハンクスが成し得たことであり、我々にとってはまったく驚くほどのことではない。Uncommon Typesはハリウッドの王、トム・ハンクスが初めて手がけた17の短編集だ。異なるタイプライターを交えて、ハンクス氏が自身の怒涛の撮影スケジュールの合間を縫って全話をまとめ上げた。母国の内戦で家族と生き別れになり、ニューヨークにやってきた移民の話から、パーフェクトゲームを達成し、スポーツ専門チャンネルでスターの座に輝いたボウラーの話、さらにはハンクス氏自身がよく知っている俳優のジャンケット生活の話まで、さまざまな短編をまとめた一冊だ。