ラザレス ヤマハR1ストリートバイク

作られては壊され、そして再生する。フランスのビルダー、ルドヴィック・ラザレスがカスタマイズしたヤマハ「R1」こそが、真のラザロだ。ラザレスはもともとSF映画監督ヴィン・ディーゼルの作品バビロンA.D.のためにカスタムバイクを制作していた。（そのバイクはその後作中で破壊されてしまったが）しかしラザレスはR1なら以前のもの以上に素晴らしい復活ができると信じ、フロントフォークは別プロジェクトへ寄付されたためフロントとリアサスペンションに片面スイングアームを設計・組み立てし、両エンドにトライアンフのリアリムとタイヤを設置した。カーボンファイバー製のボディワークに、テールライトにはエキゾーストバッフルのLEDを使用。サスペンションで未来型のデザインは、まさにカスタマイズの醍醐味を表した一台だ。