メルセデスAMG プロジェクトワン

最速のスピードとまでは行かないかもしれないが、メルセデスAMGの「プロジェクトワン」は疑うまでもなくオフトラックで運転できるF1車に限りなく近いものと言える。メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワンのレーシングカーから直接採用した1.6L V6エンジンと電動アシストターボ。合計4つの電動モーターが使われており、1つはターボエンジンに統合され、もう一つはクランクケースと繋がって直接エンジンに取り付けられ、残り2つはフロントホイールの動きをサポートしている。このシステムは総出力1,000hpを生み出し、加速後6秒で時速約180キロに到達する。トップスピードは時速約350キロにまで達する。バッテリーと冷却システムもレーシングカーから採用しており、2シーターのF1スタイルステアリングホイールから強化されたものが使われている。エンジンと8速式トランスミッションが、耐荷重性とリアサスペンションを全体的にサポートしつつ、軽量カーボンファイバー製のモノコックボディで重量を抑えている。今後の量産用モデルとして、フランクフルトモーターショーで展示されている。