ローニン×アンクレート モーターサイクル

2009年、世界的経済危機の真っ只中に、ハーレーダビッドソンはビューエルの生産中止を即刻発表した。そんな悲しみに暮れる中、銃器アクセサリー企業のマグプル・インダストリー社のマイク・メイベリー氏とリチャード・フィッツパトリック氏がこの機会を見出した。二人はビューエルが最後に生み出した、液冷式ロータックスVツインエンジンとフューエルインフレームの1125にいたく感動し、それをベースに軽装化させたアグレッシブな新しいバイクを作りを目指した。1125らしさをそのままに、彼らのバックグラウンドであるライフルのシャシーやストック、サイトデザインなどにオリジナルのエッセンスを加えた。

まずプロトタイプとして始まり、不要な1125のボディーワークを外し、カスタムモノショックリンケージサスペンションシステムやラムエアインテーク、ハイフローエグゾースト、そしてシグネチャーとなるフロントマウントのラジエーターを追加。ビューエルの終焉そして日本の伝説の47人の赤穂浪士をイメージして、戦士感のあるバイクにカスタマイズしたのである。

47コラボレーションには46番と40番があり、サテンブラックのエアボックスカバーと、フロントとリアのメインスプリングやフロントフォークリンク、サブフレームをブラックでペイント。テールライトレンズはスモークグレーに変え、キャストリアセットはビンテージレーサーのブラックのアルミパーツに、マフラーのエンドキャップもブラックのセラコートに塗装。エグゾースト全体をブラックのヘッダーテープで巻きつけた。仕上げに、シートはクリント・ウィルキンソンのブラックレザーに張替え、名前にふさわしい唯一無二の威圧感あるバイクに仕上がった。

どちらのタイプもアンクレートサプライから購入可能。

アンクレート 第04号掲載中。

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