リビング・デイライツ 1973 アストンマーティン V8
ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンドとして初めて登場する『リビング・デイライツ』を撮影することになったとき、EON プロダクションは彼にアストンマーティン V8 のハンドルを握ってもらいたいと考えていました。問題は、それを入手するまでに18か月の順番待ちリストが存在することでした。そこで彼らは方向転換し、4 つのビンテージ モデルを購入し、新品同様に見えるように改造しました。この 1973 モデルもその 1 つです。当初はチューダーグリーンメタリックで納車されましたが、カンバーランドグレーに再塗装され、更新されたリアボディワーク、キャブレター仕様のボンネット、更新されたホイール、他の車と一致する模擬サンルーフを含む多くの変更が加えられました。 007 の車には常にガジェットが含まれているため、模擬ロケット ブースターとサイド シルに取り付けられた取り外し可能なスキー板も追加されました。追跡シーンの最後に車が雪だるまに突っ込むため、重量を軽減するためにエンジンとトランスミッションも取り外された。この車は 1995 年に DB5 とともにゴールデンアイから有名なジェームズ ボンド コレクターに売却されるまで EON の所有に留まりました。再びオーナーを変えた後、現在の所有者は2021年にこの車を公道に戻すことを決意し、キャブレター付きV540 V-8とZF 5速マニュアルを取り付け、腐食を修復し、実際に本物の炎を発射できるように「ロケットブースター」を改造した。 RMサザビーズのモントレーオークションで売りに出されているこの車両は、4台の量産車のうちプライベートコレクションにない唯一の車両であり、007コレクションに最高の追加となるだろう。
