Rosephoria エバーラスティング・ローズ

バラの儚さこそが魅力だと言う人もいれば、単にバラはすぐに枯れてしまうものと思う人もいる。後者の意見には、ローズフェロリアのエバーラスティングローズをおすすめしたい。熟練のバラ農家が毎朝摘み取ったバラに色素沈着処理を施し、1年間完璧な状態をキープすることができる。クリスタルガラスドームのスタンドに活け、シンプルな花のセンターピースとして置いて数か月楽しむのも良い。サイズは2サイズ、花の色は5種類で展開。

ホテル アット・シックス

ストックホルムの中心部に位置する「アット・シックス」は、ブルータリスト建築の銀行をしゃれたストックホルムの立ち寄り地へとリバイバルされたホテルだ。ロビーに入った途端、大きな大理石の階段や同じく大理石のジャウメ・プレンサの彫刻品が目の前に広り、その贅沢ともいえる変貌が見て取れる。素晴らしい素材やアート作品などからラグジュアリーさがにじみ出ているが、建物本来のルーツに忠実にモノリシックなグレートーンはそのまま使われている。343室の客室もまた素晴らしく、大理石の書き物机や特注の家具、真鍮の装飾品で飾られている。それぞれにラウンジと中庭の見える景色が楽しめ、プレジデンシャル・スイートルームには街を見下ろすルーフトップテラスもある。ロビーには、日の出から夕方まで営業しているコーヒーショップやデリ、ラウンジ、ワインバーがある。他にも、ミュージック・バー「Hosoi」に赴いてカスタムビルトのKRSスピーカーが奏でるホテルオリジナルのミュージックコレクションに浸るのもいいだろう。

アンカー・ブリューイング フォグ・ブレーカーIPA

サンフランシスコのポトレロヒル近郊にあるブリュワリーと霧の中に差し込む陽からインスピレーションを得た「フォグ・ブレーカー」は、ベイエリアの空気を感じる新しいIPAだ。ホールコーンのデナリとカスケードホップを使用し、シトラクライオホップのエッセンシャルオイルでトロピカルな香りとのどごしさわやかな後味。また、このフォグ・ブレーカーはアンカー・パブリック・タップのパイロットブリュワリーで限定開発された初のビールで、ゴールデンゲートブリッジと同じ、アイコニックなインターナショナルオレンジカラーのラベルがポイントだ。

Lyfx

最高のアウトドア体験は面白い。そこにガイドがいると尚、良い。Lyfxは、その土地で最高の体験を楽しむため、地元のエキスパートとつながれるアプリだ。写真撮影ハイキングやスノーケリング、カヤック、地元の人しかしらない穴場スポットなどオプションはさまざま。現在、コロラド州、ユタ州、カリフォルニア州のアウトドアホットスポットで利用可能。

メゾン ERG

もともとは鉄道員の家として使われていた、築100年のスイス製の住宅がモダンな山の中の家としてイメージチェンジした。1911年に建てられた「メゾンERG」はモントルーのアルプス山脈に立っている。インテリアのほとんどの部分はリノベーションされているが、もともとあった鉄やウォルナット材の階段はそのまま残されている。階段の側面に使われた鉄格子からは熱や光を伝えるだけでなく、家族でのコミュニケーションにも使える面白い形だ。ミニマルな家具に合わせたオリジナルのコンクリート製パーツが、家全体をコンテンポラリーな雰囲気にまとめつつ、木の家具が素朴な温かみを生み出してくれる。リビングにある小さな木の板を付けた窓からは周りの山々が見え、一階のスライド式ドアを開ければ広々としてガーデンテラスに出てレマン湖やリグーリア海岸が見渡せる。

Coral One ロボット掃除機

ロボット掃除機といえば、床にあるゴミやホコリを吸い取るもの。Coralのロボット掃除機「One」ならほかの場所も掃除できる。モーターが別パーツに搭載されており、取り外してメインユニットでは掃除しきれない階段や棚、車内などもハンディ掃除機として使うこともできる。ハンディ掃除機のバッテリーは30分間持続し、フロア用ユニットのバッテリーは90分間持続する。センサーで空間を測って掃除できるが、この掃除機自体はWi-Fiやアプリなどに対応してはいない。スタンドアロン型のリモコンを使って簡単に設定や操作が行える。

リスター LFP SUV

ジャガーFタイプをベースとした50年代のレーシングカー通称「Knobbly」と「LEP-666」をそのままに、リスターが復活を遂げた。LFPとして、リスターは地球最速のSUVの冠を継いだのである。ジャガーFペースをベースにしたLFPは、最大出食670hp、0-60マイル加速は3.5秒、トップスピードは321km/hに及ぶ。大幅に使用したカーボンファイバーにより重量が抑えられ、パフォーマンスとエアロダイナミクスが改善された。エクステリアはリスターのブリティッシュレーシンググリーンカラーにイエローのアクセント、インテリアは同じ色合いのグリーンとイエローでまとめられている。250台サンプルとして製造される予定で、2018年後半には出荷予定だ。

Caravanboat 水陸両用キャンパー

タイヤのついた家でどこへでも好きなところへ行けるというのは素晴らしい。しかもお気に入りの湖で一日を過ごせるような空間だったらなおさらだ。ドイツに拠点を置く、キャラバンボートの「Departure One」は全長9mの海水対応のアルミニウムボディーのキャンパーで、大人4人が横になれる上に、キッチンやバスルーム、シャワー、リビングエリアに収納力たっぷりのストレージも揃っている。フロントのパノラマウィンドウには外に出られるウィングドアがついており、キャプテン用シートからの眺めも素晴らしい。広々としたルーフトップデッキには強化ソーラーパネルも付いているなど、Departure Oneは単なるキャンパーの枠を超えている。

Barn-Find Collector Car Tales

トム・コッターにはいわゆる50年前に遡る「バーン・ファインズ」という歴史がある。自分のために保管していたのだという者もいれば、単なる趣味で見つけたという者もいる。しかしそれにもかかわらず、隠れたお宝を見つける彼のスキルはこの分野においてキーとなった。本書Tom Cotter's Best Barn-Find Collector Car Talesはトムや他の同志が20年かけて揃えた、バイクやアメリカンマッスルカー、ヨーロッパのエキゾチックさ、レースカー等を集めた物語である。クルマやオートバイ好きの方のための、週末の読みものとして最適な一冊だ。

ミヤ ロストヴィラ フーチェン バーン リゾート

天台山と四明山の間の谷にある、1956年築の穀物貯蔵庫が「ミヤ・ロストヴィラ・フーチェン・バーン・リゾート」として生まれ変わった。敷地内には6つの建物があり、それぞれホテルとしてリノベーションされている。石の外壁などオーセンティックな特徴が本来の姿を残しつつ、吊り天井は取り払われ木造造りが露わになっている。屋内には21のエアリーなゲストルームがあり、それぞれに山々を見渡す景色が一望できるサンデッキがついている。7棟目の建物にはフロントや会議室がある。古きと新しきを結ぶ、気品あるコンテンポラリーな形の新しいリゾートだ。

BenQ HT2550 4K ホームシネマプロジェクター

4Kテレビがお手頃になりつつあるが、なお4K プロジェクターは驚くほど値段が張るものであった。50インチのセットに4Kのメリットは議論の余地があるというのは残念だが、100インチ以上の巨大スクリーンを見るとなったら、4K解像度のメリットはなおさら疑問ではない。BenQの「HT2550 4Kホームシネマプロジェクター」はDLP技術と高品質ガラスを使用し、鮮やかでキレのある画像表示を実現。4Kの他にもHDRに対応し、Rec.709規格の正確な色再現性やセットアップの簡単な自動キーストーン補正、ライトの寿命も最大1万5千時間と取替えなしで数年間は使えるプロジェクターになりそうだ。

エアストリーム インターステート・ナインティーンキャンパー バン

エアストリームの「シルバー・ブレット」の愛称で親しまれるトラベルトレーラー。クラシックなアルミニウムクラッドのトレーラーは、アメリカントラベルのレキシコンである、エアストリームの一部となり、エアストリームは今や世界でもっとも歴史のあるレクリエーション用トレーラーメーカーとされている。しかし、彼らは単にトレーラー作りをしているだけではない。「アトラス」と「インターステート」のクラスB RVラインナップも取り揃えているのだ。「インターステート・ナインティーン」は全長19フィート(約5.8m)で、メルセデス・ベンツのスプリンター2500のシャシーをベースに作られている。エアストリームと聞いて思い浮かぶあらゆるアメニティーやスタイルを揃えており、エアストリームのシグネチャーであるスタイルに、ダイニングエリアに折りたためる電動リアソファーやキチネット、シャワーを搭載。けん引するトラックではないタイプのエアストリームをお探しの方には、インターステート・ナインティーンこそアウトドアライフにピッタリの相棒だろう。

Cut in Half

私たちは日々、その中がどうなっているのかを特に考えることなくさまざまなアイテムを使っている。本書Cut in Half日用品の中の隠された世界では、一見シンプルに見える物の中身は複雑であるということを教えてくれる。サイエンスライター、マイク・ワレン氏と、ジョノサン・ウッドワードのフォトアシスタントが手がけた、この本ではゴルフボールやボクシンググローブから貝殻やノートパソコンまであらゆるものの中身を分かりやすく紹介。身の回りのものの新たな発見ができるかも。

1965年型 シェルビー ドラゴン スネーク コブラ

アメリカンなV8をブリティッシュシャシーに入れるというキャロル・シェルビーのアイデアは、いつの時代でももっともアイコニックなスポーツカー「シェルビーコブラ」を作り出した。このクルマは、アメリカやヨーロッパのロードコースからからル・マンでフェラーリを打ち負かした記録まで、レーストラックとして証明された。しかしシェルビーの顧客全員がこの転換に関心を向けていたわけではなく、ドラゴン・スネークは特にドラッグレーシング用に開発されたものであった。ドラッグ・スネークはわずか8台しか製造されず、このブリティッシュレーシンググリーンの1965年型は7.3m立方メートルのスモールブロックフォードV8を搭載した4台のうちの一台である。短めのリアギアリングにKoniのショック、レース使用時は取り外せるリアエグジットエグゾーストで仕上げた。また、このクルマにはドラッグストリップではなく、オートクロスやヒルクライムなどの長いレーシングの歴史があり、コブラの中でも貴重な一台である。

Lane Eight トレーナー AD 1 シューズ

実際のアスリートのことを考えて開発されたレインエイトの「トレーナーAD 1」なら、お気に入りのアクティブブランドとしてすぐに取り入れられそう。ひとつなぎになったアッパーにより、まるで靴下のような快適さとサポート力、通気性を実現。また、ミッドソールはオールデーウェアとしてデザインされており、ふんだんに使用したスチーム成形のETPUペレットで反発性も申し分ない。さらにハードな動きや横方向の動きにも安定するタフなアウトソールで仕上げている。ダスティー・タン、ピンク・ヘザー、チョーク・ホワイトの3色展開。

画像提供 Lane Eight

ポルシェデザイン デートタイマーウォッチ

バウハウスが創立された年からその名を取った、ポルシェデザインの1919デートタイマーウォッチは、機能性を妥協することなくミニマリズムを表した時計だ。ラグとチタンケースの間のネガティブスペースにより視線をブラックダイヤルに集めつつ、目盛りや日付窓をホワイトで強調。スイス製のセリタムーブメントを採用し、ケースと同じチタン製のストラップと留め具で仕上げた一本だ。

ケース直行: 42 mm / ケース厚さ: 11.92 mm / ガラス: サファイアクリスタル / 対応水深: 10 ATM (100m) / 連続駆動: 38時間

ライト ウェーブ ハウス

バイロンベイを見下ろす丘の上に建つ「ライト・ウェーブ・ハウス」は、オーストラリア沿岸の究極のハングアウトスポットだ。カバナ、プール、ライトハウスウォークに沿った景色からなるプロジェクトである。彫刻のような建物のシルエットは丘の上のアートのようで、道をせわしなく歩く人々の目を惹きつける。折りたたんだような形状はオーストラリア産のブラックバットを外壁に用い、インフィニティプールの鮮やかなブルーと対象的な温かみを与えてくれる。カバナの中には、シャワーやバスルーム、雨水貯水タンクがあり、屋根から集めた見ずをプールへ引いている。カンチレバーデザインを採用することでバルコニーが斜面へ迫り出すようになり、ウォーターフロントの一部をフレームとして切り取りながら、プールからは海岸線や果てしない水平線など広大なパノラマビューが一望できる。

アディダスオリジナル NMD_TS1 GTX プライムニットスニーカー

アディダスのスニーカーライン、NMDは瞬く間にアディダスの人気モデルとなった。新しいNMD_TS1 GTXは一年中はけるシルエットを採用。ゴアテックスの裏地により防水性と通気性を実現し、プライムニットの驚きのフィット感とブーストミッドソールの優れた快適さを実現している。ドローストリングベロとストレッチウェブのグリップの効いたアウトソールで仕上げた一足だ。

シボレー コロラド ZR2 バイソン トラック

オフロード機材メーカーでありカスタマイザーである、アメリカン・エクスペディショナリー・ビークル（AEV)とシボレーがタッグを組んで発表した「コロラドZR2バイソン」は、シボレーのミッドサイズピックアップトラックのヘビーデューティー版である。ZR2パッケージには、自動調整ダンパーやフロント＆リアロッキングディフェレンシャル、3.5インチ幅広いトラックを装備。バイソンパッケージには、AEVがデザインを手がけたホウ素鉄のスキッドプレートのホットスタンピングが、フロントとリアのスチールバンパーと共に重要なモーターとドライブトレインを覆っている。ボウタイのエンブレムに代わって新しいグリルが取り付けられ、インテリアはAEVのロゴが型押しされたヘッドレストがポイントだ。バイソンは2019年1月、ショールームに搭乗予定だ。

PK グリル&スモーカー

アーカンソー州に拠点を置くPKグリルズは、競合のバーベキューサーキットやピットマスターに続き、カルトを確立させた。そんな彼らの最新グリル&スモーカー「PK360」では、サビに強く丈夫で、安定し優れた熱伝導のアルミニウムを使用。グリルの調理面は、ヒンジの付いたマリングレードのステンレススチール製で、一部を取り外して簡単に燃料を補給でき、あのビッグ・グリーン・エッグよりも40%大きい。PK360のユニークなカプセル型は直火だけでなく弱火でのスローな間接焼きに最適だ。底部についた2つの放射状の換気口と2つのシリンダーが4点システムが作り出す熱は、他の炭グリルの中でもっとも安定している。さらに両側には2つの取り外し可能なシェルフと高密度タイヤ、ノブを回せばコントロールタワースタンドからカプセルが持ち上がり持ち運びも簡単にできるなど、機能も充実している。

高さ: 108cm / 幅: 137cm (シェルフの先端から先端まで) / 奥ゆき: 68cm

Mirror インタラクティブ ホームジム

究極の家庭用ジム器具とは、使用しない時は姿を消すこと。それこそがMirrorの「インタラクティブ・ホームジム」である。使用しない時は、スタンドミラーとしても壁掛けミラーとしても使えるが、電源を入れると反射面の裏の液晶ディスプレイに生命が吹き込まれ、ステレオサウンドでプロトレーナーによるコーチングが体験できるのだ。起動させると、カーディオ、体力強化、ヨガ、ピラティス、バレエ、ボクシング、ストレッチのクラスがそれぞれビギナーからエキスパートレベルまで揃い、Bluetoothで心拍計モニターやAppleWatchと接続すれば、目標の心拍数ゾーンへの達成度や維持、そこからの回復などもトラッキングできる。月額$39のサブスクリプションサービスでは50種類以上のワークアウトが毎週更新されるほか、オンデマンドコンテンツライブラリーも利用できる。

Burrow モジュラーソファ

マットレスであり、同時に家具でもある。通常の配送ボックスに入ったバロウのソファが素早く送料無料で自宅に届く。モジュラー設計だから、引っ越しで移動する際も簡単に分解して荷造りできるのだ。フレキシブルなデザインは引っ越しのためだけではない。パーツを追加したり取り除いたりできるから、部屋に合わせて大きさや形が変えられる。クッションも、ひっくり返せば布の面か起毛の面をチョイスすることだってできる。さらにこのソファーは一点一点、サスティナブルな素材を使ったハードウッドやケミカルフリーのファブリックを使い、アメリカでハンドメイドされている。

画像提供 Burrow

Amos ランチア デルタ フューチャリスタ

ドライバー、エウジェニオ・アモス氏が設立したオートモビリ・アモス社が、80年代最高のクルマの21世紀への復活を手がけた。ランチア・デルタS4は壮絶なグループBラリーカーのホモロゲーション版で、ミッドマウントエンジンとスペースフレームシャシーが特徴である。そんなシャシーとミッドエンジンの配置は無いものの、オートモビリ・アモスのデルタ・フューチャリスタでは、シンガー社が手がけたポルシェのようなメイクオーバーが施されており、手作業で加工したアルミニウムとカーボンファイバーをふんだんにボディーパネルに使用している。フェンダーフレアは広めの車道に対応するためオリジナルよりも幅広く、インテリアはデルタのラリーカー同様アルカンターラ一色だ。エンジン、シャシー、ドライブトレインを一新し、タイムレスなクルマにふさわしいクラシックなスタイリングと合わせて、パフォーマンスレベルもワンランクアップされている。

ボルボ 360c コンセプトビークル

360cコンセプトカーを見ると、ボルボは単に自動運転の未来を見ているのではなく、業界全体を変えようとしているのかもしれない。ボルボは電動の完全自動運転の360cを短距離空輸の代替として思い描いており、郊外から都心までの通勤をより速く、より楽しめるものにしようとしているのだ。360cのインテリアはまるでオフィスのような環境で数人でリビングのように使うこともできるし、一人で使えばベッドやストレージとしても使うことができる。航続距離は最大321km、排気ガスやコストだけでなく、他の自動運転車と道路を共有すれば潜在的な相当移動時間も徹底的に削減できる。このようなクルマのフューチャリスティックなエクステリアとビジョンの実現は数十年先になるかもしれないが、ボルボはその時代に向けてすでに準備を進めている。

ドッグ ドリーム ハウス

クリーンな直線と緑の屋根。「ドッグ ドリームハウス」は、家にうるさいワンちゃんのための夢の家だ。デザイン性を重視した、飼い主も羨むゆるやかな傾斜の屋根の木造の犬小屋。サイドについたスロープから芝生の屋根へ上ると、動きを検知して作動する水飲みシステムがあり、ワンちゃんが好きな時に水を飲むことができる。通路の下にはおもちゃやおやつを収納できる引き出しもついている。小屋の中はクッション性のあるゴム敷きのフローリングとソーラーパワーファンで、ワンちゃんがいつでも快適に休める。

ローニン×アンクレート モーターサイクル

2009年、世界的経済危機の真っ只中に、ハーレーダビッドソンはビューエルの生産中止を即刻発表した。そんな悲しみに暮れる中、銃器アクセサリー企業のマグプル・インダストリー社のマイク・メイベリー氏とリチャード・フィッツパトリック氏がこの機会を見出した。二人はビューエルが最後に生み出した、液冷式ロータックスVツインエンジンとフューエルインフレームの1125にいたく感動し、それをベースに軽装化させたアグレッシブな新しいバイクを作りを目指した。1125らしさをそのままに、彼らのバックグラウンドであるライフルのシャシーやストック、サイトデザインなどにオリジナルのエッセンスを加えた。

まずプロトタイプとして始まり、不要な1125のボディーワークを外し、カスタムモノショックリンケージサスペンションシステムやラムエアインテーク、ハイフローエグゾースト、そしてシグネチャーとなるフロントマウントのラジエーターを追加。ビューエルの終焉そして日本の伝説の47人の赤穂浪士をイメージして、戦士感のあるバイクにカスタマイズしたのである。

47コラボレーションには46番と40番があり、サテンブラックのエアボックスカバーと、フロントとリアのメインスプリングやフロントフォークリンク、サブフレームをブラックでペイント。テールライトレンズはスモークグレーに変え、キャストリアセットはビンテージレーサーのブラックのアルミパーツに、マフラーのエンドキャップもブラックのセラコートに塗装。エグゾースト全体をブラックのヘッダーテープで巻きつけた。仕上げに、シートはクリント・ウィルキンソンのブラックレザーに張替え、名前にふさわしい唯一無二の威圧感あるバイクに仕上がった。

どちらのタイプもアンクレートサプライから購入可能。

アンクレート 第04号掲載中。